2022年06月18日
福祉事業に関わる企業である「フロンティア」では、地域の活性化を目指すとともにさまざまな福祉活動を通じ社会的責任を果たす努力を続けています。 新型コロナウイルスの影響で2020年、2021年は動画制作の活動のみとなりましたが、2022年は感染防止対策を徹底し、LIBRAの平野裕加里さんと共にALSをはじめとする難病の周知と研究のさらなる進展を願い安全にイベントを開催できるよう当日まで進めてまいりました。 また1人でも多くの方にALSという難病の正しい知識や情報を伝えたい思いで、遠方の方やお仕事の方などイベント会場まで来ることが難しい方にもリアルタイムでイベントの様子をお届けできるよう「Youtube」にて当日の模様を生放送しました。 皆さんの協力のおかげで多くの方にご参加いただき大反響で無事に終えることができた「みんなでゴロンしよう!」。 当日のイベント参加者は2,500名を超え、実際に体が不自由になることを体験する「ゴロン」には450名の参加がありました。 イベントを支えてくれたスタッフの皆さん、会場まで足を運んでくださった多くの方々、中継を視聴してくださった方々に感謝の気持ちをお伝えするとともに、さらにより有意義な活動ができるようイベントを振り返りイベントの模様をご紹介させていただきます。
みんなでゴロンしよう!当日イベント生放送映像をアーカイブでご覧いただけます
【メディア掲載情報】
中日新聞 6月21日朝刊
東海テレビ放送
yahooニュース
6月18日「愛・地球博記念公園モリコロパーク内「地球市民交流センター」屋内広場」
「孤独の解消」をテーマに研究を続けているオリィさん。コロナ禍でも様々な実験や情報の発信をし続けています。開催が出来なかったこの2年間の変化や分身ロボット「OriHime」の可能性などについてお話いただきました。
ALSを患い休職された教頭先生のため「OriHime」を使用して卒業式を企画した生徒会の生徒たち。その後もALS啓発の活動を続け、教頭先生は分身ロボットを使い接客実験に挑戦しています。教頭先生の人生を動かした生徒たちとの奇跡のストーリーを伺いました。
黒夢のボーカリストとして知られる清春さん。兼ねてから親交のあったハンドクラストアーティストの井上貴美子さんがALSの診断を受けてから、経済的援助と創作活動の支援のため「キミコ ALS FUND」プロジェクトを立ち上げ活動されています。 清春さんから貴重なお話を伺うことができました。
自身も難病ALS患者である武藤将胤さん。 意思伝達装置OriHime eyeを使って会場でリアルタイムの即興アイトラッキングDJプレイを披露。会場にいる皆さんの表情を見ながら繰り広げられるLIVEパフォーマンスはとても素晴らしく圧巻でした。
愛知県知事 大村秀章氏が会場に駆けつけてくださり、ご挨拶いただきました。
不登校がきっかけに出会った3ピースバンド。吉藤オリィさんが主催するオンラインサロンの中で音楽部を結成し、誰もが音楽を楽しめるよう精力的に活動をしています。会場が彼らの音楽で一体となり音楽をみんなで楽しみました。
メインイベント「みんなでゴロンしよう!」が始まりました。何もできず天井を見つめるだけの5分間で難病ALSの擬似体験を行います。長いような短いような5分間。ALS患者の思いを体で体験し感じ全員で気持ちを共有しました。
負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、ダメになりそうな時それが一番大事…。会場にいる皆さん、そしてLIVE配信を視聴している皆さん、すべての人と心が1つになれる歌「それが大事」を心の声で合唱し勇気と元気をいただいた感動的なフィナーレとなりました。
会場内にはバラエティ豊かなブースが用意されていました。 感染防止対策を徹底した中で会場に来られた多くの皆さんがイベントを楽しみました。
運動神経が急速に破壊され、体がだんだん動かなくなる難病ALSはまだ原因も治療法も見つかっておらず、病気の存在をご存じない方も多数いらっしゃいます。
少しでも多くの方にALSについて知っていただき、研究が進められることで「治る病気」になる日が来ることを願い、この活動は世界中で続けられてきました。
一人でも多くの方に知っていただくこと、正しい情報が伝わることが難病を「治る病気」に近づけることができると信じています。
フロンティアは今後もこのような意義のある社会福祉活動をサポートしてまいります。