2019年06月16日
福祉事業に関わる企業である「フロンティア」では、地域の活性化を目指すとともにさまざまな福祉活動を通じ社会的責任を果たす努力を続けています。
昨年に引き続き今年も、愛・地球博記念公園モリコロパーク内“地球市民交流センター”にて開催された世界ALSデー in NAGOYA「みんなでゴロンしよう!」のイベントを「学ばない学び舎」の平野裕加里さんと共にALSをはじめとする難病の周知と研究のさらなる進展を願い開催しました。
1人でも多くの方にALSという難病の正しい知識や情報を伝えたい思いで、今年も昨年同様に遠方の方やお仕事の方などイベント会場まで来ることが難しい方にもリアルタイムでイベントの様子をお届けできるよう「Youtube」にてイベントの様子を生放送しました。 今年も多くの方にご参加いただき大反響で無事に終えることができた「みんなでゴロンしよう!」。
イベントを支えてくれたスタッフの皆さん、会場まで足を運んでくださった多くの方々、中継を視聴してくださった方々に感謝の気持ちをお伝えするとともに、さらにより有意義な活動ができるようイベントを振り返りイベントの模様をご紹介させていただきます。
みんなでゴロンしよう!当日イベント生放送映像「Youtubeチャンネル」はこちら
6月16日「愛・地球博記念公園モリコロパーク内“地球市民交流センター”」
愛・地球博記念公園には、さまざまな施設が点在しておりたくさんのご家族連れが訪れます。少しでも多くの方に「ALS」を知っていただくため、フロンティアのスタッフはイベントのご紹介をさせていただきながら「みんなでゴロンしよう!」のチラシを配りました。
メインステージは、総合プロデューサー平野裕加里さんと青山悦子さんによるオープニングトークからのスタートです。
心地よい風が吹く中、木管アンサンブルが始まりました。やわらかい音色が会場中を包みます。
「孤独の解消」をテーマに研究を続けているオリィさん。テクノロジーの力を使って、孤独化の要因となる「移動」「対話」「役割」などの課題を解決し、「行きたい場所に行き」「会いたい人に会い」「意思を伝え」「役割を担う」を実現する分身ロボットOriHimeについて、楽しくわかりやすくお話いただきました。
イベントを通じてALSを知っていただき更なる研究が進み、いつの日か「治る病気」になるよう、多くの方がその思いをメッセージボードに書き込みました。
街中にあるAED装置。実際に使ったことがないと、いざという時にどうしていいかわからず慌ててしまいます。福祉機器のコーナーでは、実際に使って皆さんに体験していただきました。また、呼吸器をつけた方が必要な「痰の吸引」も体験していただいたりと、今年もさまざまな福祉機器を実際に手にとり多くの方に体験していただきました。
吉藤オリィさんが開発した視線入力で自由に体勢を変えられる車椅子など、最新技術を搭載した車椅子が紹介されました。
展示ブースでは、実際に体験することもできます。
日々の技術革新が「ALS」をはじめご自分では体勢を変えることの難しい方の暮らしを変えていくのかもしれません。
会場全体でだれもが参加できる「じゃんけんジェンカ」。知らない人ともどんどんつながってものすごい長さになります。
じゃんけんを重ねるたび、どんどんヒートアップして大変盛り上がりました。
ALSで亡くなった友人がいらっしゃる立浪さん。ALSを多くの方に知ってほしい、少しでも手助けできればと様々な場所で活動されています。立浪さんの思いを皆さん真剣なまなざしで聞き入っていました。
サインボールなどが当たるお楽しみ抽選会も大いに盛り上がりました。
弊社が応援するジュニアサッカーチーム「フェルボール」の皆さんもボランティアとして参加してくれました。
未来を担う多くの子供たちにさまざまな体験をしてもらい、一人一人が何かを感じ思い、明るい未来へと繋げ活躍してくれることを願います。
自身も難病ALS患者である武藤将胤さん。目の動きを感知するメガネを使って目の動きだけでプレイする「EYE VDJ」で音と映像を自由自在に操る素晴らしいパフォーマンス。常に挑戦をし続ける武藤さんのステージはアメージングなライブでした。
メインイベント「みんなでゴロンしよう!」が始まりました。何もできず天井を見つめるだけの5分間で難病ALSの擬似体験を行います。長いような短いような5分間。ALS患者の思いを体で体験し感じ全員で気持ちを共有します。
負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、ダメになりそうな時それが一番大事…。1991年に大ヒットした「それが大事」を立川俊之さんと一緒に皆で声を合わせて歌い、勇気と元気をいただき感動的なフィナーレとなりました。
会場内にはバラエティ豊かなブースが用意されていました。
オリジナルのエコバックやうちわ作り、日本氣流しケイラク協会のマッサージ、かわいいネイルサービス、パンダ満載のフォトスポット、オリジナルグッズショップ、関連書籍ショップなどなど。
そして、気持ちいい青空の下、キッチンカーによるフードコーナーでランチやカフェを楽しみました。
運動神経が急速に破壊され、体がだんだん動かなくなる難病ALSはまだ原因も治療法も見つかっておらず、病気の存在をご存じない方も多数いらっしゃいます。少しでも多くの方にALSについて知っていただき、研究が進められることで「治る病気」になる日が来ることを願い、この活動は世界中で続けられてきました。
一人でも多くの方に知っていただくこと、正しい情報が伝わることが難病を「治る病気」に近づけることができると信じています。
フロンティアは今後もこのような意義のある社会福祉活動をサポートしてまいります。