2017年07月02日

  • ALSイベント

難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の知識を広めるイベントのスペシャルサポーターをつとめました

「フロンティア」では、福祉事業に関わる企業として本来の事業活動以外にもさまざまな福祉活動を通じ社会的責任を果たす努力を続けています。
昨年に引き続き今年も、世界ALSデー in NAGOYA「みんなでゴロンしよう!」のスペシャルサポーターとして、愛・地球博記念公園モリコロパーク内“地球市民交流センター”にて「学ばない学び舎」の平野裕加里さんと共にALSをはじめとする難病の周知と研究のさらなる進展を願うイベントを開催しました。
皆様に広くこの活動が受け入れられるよう、親しみやすく家族でお楽しみいただけるイベントや、最新の研究成果の紹介など、盛りだくさんのイベントの様子をご紹介させていただきます。

 

als_goron

7月2日「愛・地球博記念公園モリコロパーク内“地球市民交流センター”」

平野アナの司会
チラシ配りの様子

オープニング

本イベントの総合プロデューサー、フリーアナウンサーの平野裕加里さんのオープニングトークにてイベントが開始されました。
「学ばない学び舎」でALSの藤元健二さんにお話をきいたことがきっかけで「みんなでゴロンしよう!」を始められたとのことをお話いただき、メインイベント5分間の「ゴロン」とは、「体が動かない」ということがどういうことなのか、5分間の身動きせず地面に寝ころぶことを通じて想像してみようという意味についても改めてお話しいただきました。

チラシ配り

愛・地球博記念公園には、さまざまな施設が点在しておりたくさんのご家族連れが訪れます。イベントが進む中、少しでも多くの方に「ALS」を知っていただくため、フロンティアのスタッフは「みんなでゴロンしよう!」のチラシを配り、イベントのご紹介をさせていただき、多くの皆様に参加していただきました。

ケアリングクラウンのイリュージョンとベリーダンス
立浪さんトークショー

ケアリングクラウンのイリュージョンとベリーダンス

病院や被災地などを訪問して心のケアをしている道化師(クラウン)の空中浮遊などの大掛かりなイリュージョンや手品と、華やかなベリーダンスでオープニングを飾りました。

指で会話する「指談(ゆびだん)」の実演

意識がない、言葉がないとされている人とのコミュニケーション手段として注目されている「指談」。指で触れることで言葉の読み取りをする指談の実演が行われました。

元中日ドラゴンズ 立浪和義さんトークショー

中学からの同級生で、甲子園でも一緒に戦った伊藤敬司さんがALSになり「PL学園最強時代」を執筆した後、一昨年亡くなりました。亡くなってからは著書を全国の図書館に寄贈している立浪さんに伊藤敬司さんとのエピソードや、スポーツマンとしての活動や心がけなどをお話しいただきました。

中野玄三さんによる講演
大事MANブラザーズ

中野玄三さんによる講演

1994年(平成6年)にALSを発病し、ALSでありながら在宅で起業をし、同じALS患者家族の支援を行っている佐賀在住の中野玄三氏が登壇。ALSを乗り越える過程で新境地を開き、復活して行く軌跡をご紹介いただきました。

CYBERDYNE社のロボットスーツHAL 紹介

ALSに限らず体の不自由な人の上肢、下肢の筋肉を補助してくれるロボットスーツをご紹介いただきました。ロボットスーツは、体が動かないとされている人の補助具に使うことで使われなかった筋肉に刺激を与えるというリハビリ機能もあります。

各種体験イベント

子供たちが楽しめるものづくり教室やスタンプラリーなども人気でした。フロンティアのスタッフも、スタンプラリーのご案内や記念撮影などのお手伝いを行いました。

吉藤オリィ分身ロボットOriHime デモンストレーション

身体が不自由で行きたいところに行けなかったり、単身赴任などで家族に会えないといった人のために開発された「会いたい人に会いに行ける」ロボット「OriHime」を様々なデモンストレーションでご紹介していただきました。機能の一つである「OriHime eye」は透明文字盤をデジタル化し、視線入力を可能にした意思伝達装置です。

チームで参加!!おもいっきりファッションショー

普段は病気を気にしておしゃれができない方も、この日だけは非日常なコスプレやなり切りを思いっきり楽しんでいただきました。

大事MANブラザーズバンド立川俊之ミニライヴ「それが大事」

負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、ダメになりそうな時それが一番大事…。
1991年に大ヒットした「それが大事」を立川俊之さんと一緒に皆で声を合わせて歌い、勇気と元気をいただきました。

 

みんなでゴロン

みんなでゴロン

メインイベント、「みんなでゴロンしよう!」が始まりました。何もできず天井を見つめるだけの5分間で難病ALSの擬似体験を行います。
運動神経が急速に破壊され、体がだんだん動かなくなる難病ALSはまだ原因も治療法も見つかっておらず、病気の存在をご存じない方も多数いらっしゃいます。少しでもたくさんの方にALSについて知っていただき、研究が進められることで完治できる病気になる日が来ることを願い、この活動は続けられてきました。
フロンティアは今後もこのような意義のある社会福祉活動をサポートしてまいります。

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